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​着付け師・笹島寿美の世界

笹島寿美(着装コーディネーター、帯文化研究家)
1937年東京生まれ、福島県郡山市で育つ。
松竹衣装で歌舞伎や日本舞踊など古典芸能の着付けを体得。
その後、レビュー用の衣装や花嫁衣装の着付けの他、雑誌やカタログでのコーディネート、着付け教室での指導などを長年続け、人間の骨格や布目に着目した独自の着付け方法「骨格着付け」を完成させた。
美しい着姿を作るとともに、着心地のよさを実感できることから、多数のファンを獲得。
また、帯の美しさを表現し、正しい結び方を後世に残したい、などの思いから、1970年代に「帯人形」を考案。帯だけで独特の世界観を表現した40㎝ほどの人形は、国内や海外での展覧会で好評を博した。
「男のキモノ」「骨格と着つけの関係―着くずれしない着つけ」(いずれも神無書房)など著書多数。

第11回 文化資本学会 公開研究セミナー 12月18日(火)18:30~20:00

テクノロジーとしての着物  

~着物がどう身体と感情に影響するのか~」 何千年もその形が変わらずに受け継がれている着物。 帯一本で一枚の布をまとめ上げるこの衣服は、人体の気の流れにぴったりと沿っている。 ここにはホスピタリティの述語技術が内包されている。 洋服を着た時と着物を纏った時、スボンを履いた時と帯を締めた時、 その姿勢や歩き方、日常の動作、感情や思考にどのような影響があるのか。 着るものによって起こる人間の変化を、どのように活用していくかを帯研究の第一人者である笹島先生が解説する。